私たちはグラベルの走行を見て、ラフな道でもスピードを出せるグラベルバイクをデザインできると判断しました ここでひとつの疑問が持ち上がります。このようなデザインのグラベルバイクとロードバイクの違いとは何でしょうか?ひとつの視点をご紹介します。

ギアの話はさておき、グラベルに馴染みのない方は当社のアンバサダーからこの分野への心構えを感じ取ってみてください。すでにご存じの方は、次のセクションに進んでください。

グラベルバイクとロードバイクの違いとは?

 

グラベルバイクとは、ロードバイクでは無理なところで活躍する万能なバイクです。 ロードバイク はさまざまなカテゴリーに分類できるのは事実ですが、この記事の目的を考えて、トライアスロンやタイムトライアル、トラック用のバイクは含めません。主に S5, R5Caledonia などのバイクを当社のグラベルバイク Ásperoと比較します。

ロードバイクはエアロダイナミクス や重量、剛性といったエンジニアリングの基本に重点を置いて、舗装道路の下りや難しく長い上り坂でスピードを出せるように設計されています。舗装された峠を走っているとき、R5のレスポンスの良さは格別です。でも火災管理用の道路で土埃を巻き上げながらカーブを攻めてみると、同じ感覚はまず得られないでしょう。そこで、ロードバイクの限界を超えるグラベルバイクが活躍します。

ロードバイクとグラベルバイクを横から見ると、凝視しなければ外観は似ています(だからこそ調べているんですが)。しかし、ジオメトリやタイヤのクリアランス、各種ホイールのサイズ、ギア回り、コンポーネントといった細部に注意すると、舗装道路に最適なロードバイクとグラベルバイクでは大きな違いがあります。

森を抜けて疾走するAspero

ジオメトリの基本:トレイルに最適

 

これはつまり、いくつかの一般的なポイントに加え、トレイルの数値、ホイールベースの長さ、BB下がりなど特定の設計項目、さらにそれらがどのように連携して安定感とスムーズなハンドリングを生み出すのかということに尽きます。それによって、手入れのされていないラフな道路を走るときに自信が沸いてきます。

ラフな道路での適切な走り具合にハンドリングを合わせるために、トレイルの数値は細かく設定されます。トレイルは、サイクリストの出す力に対するフロントホイールのレスポンスで、高速のハンドリングにおける最も重要な要因です。Asperoでは、これはフォークに組み込まれたフリップチップのTrailMixerによって調整が可能です。

また一部のグラベルバイクでは、幅の広い700cのリムとタイヤ、650bのホイールなど複数のホイールサイズに調節できるオプションがあります。このような柔軟性によって、グラベルバイクの限界はロードバイクを上回っています。この点については後でまたご説明します。

通常ホイールベースは長めになり、必要に応じて前後の重量を調整する余地が生まれます。これは、先の道路がどうなっているかよく分からないときにスピードを出す上でとても重要なポイントです。 

フレームのジオメトリは一般的により垂直に近く、体の位置がコントロールと快適さを両立するよう設計されます。これは、難しい地形で距離を稼ぐために外せないポイントです。Asperoのようなフレームのデザインでは、馬力とレースのしやすさに重点が置かれていますが、S5のようなエアロレースバイクほどではありません。

BB下がりは低くなり、それによってペダリングの馬力の重心は下がります。また、前述の変更との兼ね合いで、自信/安定性/定着感の公式にグラベルロードでの乗り心地という極めて重要な要素が加わります。

ホイールの幅とタイヤのクリアランス:28mm、40mm、650b

 

より幅の広いホイールとタイヤがロードバイクで一般的になりつつありますが、絶対的なトラクションとなるとやはりグラベルバイクに軍配が上がります。

28~30mmのタイヤをレース用のロードバイクにこっそり装着することは可能ですが(これは法的なアドバイスではありません。スペックを確認してください)、グラベルバイクなら走りを犠牲にしたりこすれが生じることなく、35~40mmのタイヤや650bのホイールとタイヤを楽に付けられます。さらに好都合なのは、幅が太くなった分だけゴムの面積が大きくなり、ダートでのグリップが向上し、さらに自信を持ってスピードを出せます。 

1台のバイクで済ませたいひたむきなサイクリストなら、2組のホイールを用意するのが簡単でしょう。ひとつはラフな道(またはグラベルでのレース)用に攻めるためのタイヤを装着し、もう一方はロード用としてそれほどスペックの高くないタイヤを付けます。タイヤの選択肢は絶えず広がっているため、新しい組み合わせの路面オプションがいつも登場し、どんなコンディションにおいてもグラベルバイクの性能を高めることができます。

650bについてはどうでしょうか?幅の広いタイヤを装着した700cのホイールと650bはどう違うのでしょうか?650bのホイールの方が直径が小さい ため、700cと同じ構成のフレームで幅が広くかさばるタイヤを付けることができます。タイヤの容積が大きければ空気圧を抑えることができ、特に難しいトレイルやとてもやわらかい砂地のダート、手つかずのローム層で絶大な威力を発揮します。

ゴールドのAsperoの1倍速チェーンとフロントチェーンリング

コンポーネントとギアリング:ディスクブレーキのパワー、1倍速と2倍速のドライブトレイン

 

ディスクブレーキは今やすっかり定着し、グラベルパイクには欠かせません。埃や雨、泥など最高とは言い難いコンディションでは、ディスクブレーキの強力で確かな制止力が必要になります。  

続いて、ギアリングについて終わることのない「チェーンリング/ドライブトレインは1倍速か、それとも2倍速か?」という議論があります。 

1倍速の構成では、たいてい11-42もしくは11-40のカセットに40歯または42歯のチェーンリングを組み合わせて使用します。可動部品と材料がほとんどないことから、この組み合わせはメンテナンスが簡単な上に軽量で、デザインと構成がすっきりしています。また、ドライブトレインのメーカーが、よりパワフルで効率の良いギアリングをタイトなパッケージに入れようとするため、進歩する一方です。

2倍速の構成では、48歯と31歯のチェーンリングに11-34のカセットというのがごく一般的です。この構成はギア範囲がより広く、ギア比もそれぞれの差が小さいため、上りが続くときに大きなメリットがあります。

使用事例や好みは当然ながら異なります。そのため、簡単または複雑なメンテナンスについての考えや、どこでどのように乗るかという具体的なニーズを検討するのが良いでしょう。砂漠で距離を稼ごうとするときに役立つバイクが、レースや次回FKTにチャレンジするときに理想的とは限りません。

砂漠で砂の上をAsperoで走るCNCPTチーム

距離かスピードか

 

友だちと一緒に走ると、自由を感じてペダルを漕ぎたくなるものですが、レースはまったく別物です。ロードと同じようにレースのシーンは独特で、近頃ではとっつきやすく楽しいバイクレースの在り方になりました。

 

エリートレース

グラベルレースはロードレースとは趣向が違います。グラベルではエリートレースが盛んになり、グラベルグラインダーがエリートレベルのレースに進出しています。プロとロードレースで対戦するにはUCIポイントを獲得し、苦労して出場資格を手に入れなければなりませんが、グラベルでは表彰台の常連から情熱をみなぎらせたマニアまで、誰とでも競うチャンスが与えられます。言ってみれば全員が同じ土俵に上るため、そこに醍醐味があります。最高レベルの手腕を問われるコース、サポート付きのせめぎ合いに、比較的低いハードルでエントリーできるのです。 

「最寄りのグラベルレース」といったキーワードで検索すれば、近場または自分の国で開催されるレースの一覧がヒットします。中にはフィールドの規模を抑えるためにエントリー人数に上限のあるレースもあり、その方が参加者にとっては全体的な経験の質が高くなります。準備ができている人にはこうしたレースは有意義で、リサーチやトレーニング、計画する価値は十分にあります。そして、やる気を試すのにレースほど良い機会はありません。 

 

FKTレース

FKT(Fastest known time:知る限りで最高のタイム)は、何から何までまったく独自のレースです。必要なのはコースの明確な知識のほか、タイムを測るためのギア(コンピュータ)、そして作戦です。細かい点は少し複雑になりますが(サポートあり、サポートなしなど)、形式はシンプルです。ライドを選んで公式な最高記録を頭に入れ、その記録を出したサイクリストと同じ条件で新記録に挑みます。 

一部の最高記録はエリートのライダーが保持していますが、このタイプのレースは誰が勝っても不思議はありません。さらに都合がいいのはグラベルでのFKTで、バイクの集団や他の参加者というようなせめぎ合う相手が多くはありません(走るときは常に気配りを忘れずに)。決められたルートを走ってタイムで勝負するだけです。 

決められたFKTのルートと記録に関する情報は、あちこちに散在して狭い世界で個人的に記録されるため、調べるのも大変ですが、見つけられないわけではありません。ひとつの簡単な方法としては、地元のルートから手をつけて仲間とタイムを競い合い、目標を高く設定しながら最寄りのバイクショップに次にどこを目指せばいいか聞くことです。

 

Cervéloのグラベルバイクの詳細はこちら

 

Aspero-5

Aspero-5

  • カラー: ライムシマー ファイブブラック パープルサンセット
  • オプション: 4モデル/ディスクのみ
  • 価格: 最低価格 US$6,900.00
Áspero

Áspero

  • カラー: ブラック/ゴールド シーブリーズ レッド/カーボン グレー/シーブリーズ パープルサンセット サテンブラック
  • オプション: 7モデル/ディスクのみ
  • 価格: 最低価格 US$2,800.00