乗り心地の良さ

Cervéloのライドクオリティに対するアプローチは、ライダーそれぞれの経験を活かすことに焦点を置き、それぞれが目指すライディングに適した乗り心地になっているかを一つの基準にしています。Cervéloのエンジニア達は、バイクそれぞれに適用するテクノロジーとデザイン要素を的確に組み合わせ、ライダー達が期待するライドエクスペリエンスを実現します。

 ライドエクスペリエンス重視

乗り心地の良さは一般的に「快適なライド」と定義されています。これは正しいと言えます - ある程度は。乗り心地の良さと快適さをエンジニアリングの面から深く考えてみると、定義はもっと複雑なものになってきます。シャーブルック大学との長期にわたる共同研究の結果、「おおよそ心地良い」とは何かということに関して主観的な意見はありますが、「快適性」や「乗り心地の良さ」に普遍的に受け入れられた定義というものはないという結論に達しました。

これを念頭に、Cervéloのライドクオリティに対するアプローチは、ライダーそれぞれの経験を活かすことに焦点を置いていて、それぞれが目指すライディングに適した乗り心地になっているかを一つの基準にしています。つまり、乗り心地の良さの内容はそれぞれのバイク特有のものであり、またそれぞれのバイクで異なるものになるだろうということを意味しています。例えば、S5エアロロードバイクはスピードがすべてです。フロントエンドをよりアグレッシブなライディングポジションまで低く設定し、動力の伝達とハンドリングをサポートするより優れたエアロダイナミクスと向上した剛性を実現したのは、これが理由です。

Cervéloのエンデュランスロードバイクには様々なテクノロジーと要素が盛り込まれています。これらのバイクには、フレームにより短く、よりアップライトなジオメトリを採用し、バーティカルコンプライアンスと軽量化を優先したチューブ形状を選択し、減衰の効いた乗り心地を求めて超高弾性(UHM)カーボンを使用することなくフレームを組み立てました。これらすべてが連携して、より遠く、より速く走りたいライダー向けのバイクを生み出すのです。

快適性の要素

すでに述べた通り、快適性は主観によるところが大きく、定義したり測定したりするのは大変難しいものです。ですが、静的快適性と動的快適性という2つのカテゴリーで快適性に関連する要素を見ていくのは有益です。

静的快適性

静的快適性とは、静止しているバイク、たとえばショップ内のトレーナーに乗せたバイクに座っている時の感覚です。このシチュエーションでは、フィット、バイクとのコンタクトポイント(足、シート、手)、体の位置といった要素が関係してきます。静的快適性の認知では、例えばライダーがストレッチをしたか、睡眠をきちんととれたかなど、状況が大きな影響を及ぼします。

動的快適性

動的快適性は動作中のバイクのエクスペリエンスに焦点を当てています。動的快適性は大変複雑ですが、認知される快適性と深く関係のある、測定可能な要素が一つあります。それはバーティカルコンプライアンスです。バーティカルコンプライアンスとは、入力に対する反応として測定可能な、垂直方向のたわみです。簡単に言うと、バーティカルコンプライアンスとは、バイクが道路上の隆起に反応する能力を示しています。

前輪が隆起に接触する際、手にその衝撃を感じると同時に、システム内の要素のそれぞれが反応してある程度たわみます。このシステムとは隆起とライダーの体の間にあるコンポーネントで構成されたものです。下のグラフはロードバイクにおける各コンポーネントが全体的なコンプライアンスに対し相対的にどれだけ寄与しているのかを示しています。このグラフを参考にして、バイクのバーティカルコンプライアンスを最適化できるようエンジニアリングの努力を集中させることができます。何が最適かはバイクとその意図された用途によって異なります。 

乗り心地の良さ

結論

乗り心地の良さとは、バイクの意図された用途に適切なライドエクスペリエンスを生み出すテクノロジーと要素の相互作用を伴います。